熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その2

金利政策発表のインパクトについて

早速ではございますが、図①ドル円日足チャートをご覧ください。

図①-実際のチャート図で御覧ください
指標発表後のチャート

2014年10月31日は、日本銀行による「量的・質的金融緩和の拡大」が発表された日です。
【中央銀行による金利政策の発表】が為替市場に大きな影響を及ぼすことは前回述べたとおりですが、今回は日本円の金融緩和が実施されたということですので、日本円の出回る量が市場で増加することになります。

日本円が市場にたくさん出回ることになると、他国の通貨に比べて日本円の価値は相対的に下がります。
よって為替相場では、ドル円、ユーロ円など、円の絡む通貨ペアは、円安方向に進むというのがセオリーです。これは、ファンダメンタル分析を中心にトレードされている方であれば、当然の知識として持ち合わせていることです。

金利政策発表後のチャート

ファンダメンタル分析について簡単に触れたところで、図①に戻りましょう。

図①-実際のチャート図で御覧ください
指標発表後のチャート
図①では、緑色で囲われたローソク足が、金融緩和が実施された日の動きです。
日銀による金融政策発表の結果、ローソク足は、1本(1日)で300pipsも円安方向へ伸びています。
このチャートは日足ですから1日かけて300pips円安に動いたということなのですが、そのうち150pipsは発表と同時に一瞬でドンと伸びたのです。

ちなみに現在は、人間による売買注文だけではなくアルゴによる注文もあります。
そのため、緩和のニュースを聞いて、円安は間違いないから円を売ろうと思った時には、もうすでに150pips上に行ってしまっているというわけです。

金利政策発表後の対処を考えてみる

では、われわれ人間はこれについてどう対処すべきでしょうか?
この150pipsの差益を獲得しようとするのなら、金融政策の発表前にポジションを仕込まなくてはなりません。
しかしながら、チャートからのサインを読み取れていない状態でポジションを保有することは、丁半博打をすることとさほど変わりのないことです。

今回は差益が取れたとしても、今後何十回、何百回とトレードを積み重ねていくうえで、そのようなトレーディングプランでトレードをしているようでは、最終的にマーケットに資金を回収されてしまいます。

トレーディングを重ねる上で資金を増やし続けるために、どのようなプランを立てるべきか、次回は図①で紹介したチャートから、具体的な仕掛け手じまいの手法について解説いたします。

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助ジロウ

助ジロウ

〇FX歴15年 〇テクニカル分析の知識が豊富 〇知人以外には教えていない独自分析がある

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