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基礎から学ぶボリンジャーバンド

基礎から学ぶボリンジャーバンド

タク
by タク
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1. ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドとは、1980年前半にジョン・ボリンジャー氏が考案したテクニカル分析方法です。
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、そこから一定の偏差値分だけ上下に広がった2本のラインでできています。
広がりを示すラインは、2本だけでなく、3本、4本と増やして使われることも多いです。
移動平均線の上下に描かれている「+2σ、+1σ、-1σ、-2σ」は統計学の標準偏差でよく使われる指標です。
「σ」は「シグマ」と読みます。

ボリンジャーバンド図表1

主に投資家の間で使われる期間としては、9日・20日・21日・25日などが主流となっています。
本数は2~3本が一般的です。

2.見方

2-1 行き過ぎを判断する

ボリンジャーバンドで示されるのは、統計学に基づいて「売られすぎ」「買われすぎ」の状態です。
価格は上昇と下降を繰り返しますが、移動平均線あたりで価格が推移していることが多く、移動平均線から極端に離れることは少ないといえます。

過去の一定期間の価格をベースに統計学的に分析すると、
・±1σに収まる確率・・・68.3%
・±2σに収まる確率・・・95.4%
となります。

ボリンジャーバンド図表2

2-2  相場環境を把握する

ボリンジャーバンドは帯のような形をしていますが、この広がり方を見ます。
相場の動きが激しかったり強いトレンドが出ている場合は、この帯は大きく広がった状態になります。
収束状態から帯が一気に広がり、溜め込んだパワーを解放している状態です。
ここではトレンドが発生しており、±2σを突き抜けることもあります。
逆に、相場の動きがほとんどないような状態だと、この帯は狭く縮んだ状態になります。
レートの値動きが非常に小さくなるため、トレードするには不向きな局面と言えます。
しかし、このスクイーズが続けば続くほどエネルギーをため込んで次のブレイクが大きなものになります。広がった状態を「エクスパンション(拡散)」と言い、縮んだ状態を「スクイーズ(収束)」と言います。

ボリンジャーバンド図表3

3.手法

3-1.レンジ逆張り手法

価格が±2σ内に収まる確率が95.4%ということから、価格が+2σと接触したときに売り、−2σと接触したときに買いとする、平均回帰の法則からの逆張り戦略です。
価格が2σ内で変動する確率が95.4%となることから、理論的に価格はそのほとんどが2σの範囲に収まるはずであり、2σを越えるのは「異常な価格」と考えられるため、いずれ修正されるという考え方です。
ここでの前提は、移動平均線が水平に推移している「レンジ相場」である必要があります。
ただし、価格が収縮しすぎている場合は利益が乗りずらいので注意してください。
また、トレンドが発生してしまったら速やかに撤退せざるを得ません。

ボリンジャーバンド図表4

3-2.ボラティリティ・ブレイクアウト手法

ボラティリティ・ブレイクアウトは、スクイーズの状態から帯の幅が広がっていき、±2σの外で終値を付けた時に、ブレイクした方向へポジションを取る順張り戦略です。
小動きの中でエネルギーを溜めた相場が、勢いよく±2σを突破した時にトレンドが発生する可能性が高いことを利用するものです。
ボラティリティ・ブレイクアウトの発生した相場は、その後、帯の拡大に合わせて帯上を沿って動く可能性が高く、1σに支持され、2σを越える、1σまで押し戻されるということを繰り返します。
これを「バンドウォーク」と呼び、トレンドの継続を示すサインと判断します。
バンドウォークは終値が1σを割り込んだ時終了とし、そこが決済のポイントとなります。
ボリンジャーバンド図表5

4.まとめ

ボリンジャーバンドは逆張りと順張り、どちらにも使える優秀なテクニカルです。ちなみに 開発者であるジョン・ボリンジャー自身は、順張りのテクニカル指標としてボリンジャーバンドを作ったそうです。
また、スイングやデイトレード、スキャルピングといった取引スタイルにかかわらず使うことができます。
ボリンジャーバンドはRSIやMACDといった他のテクニカルと組み合わせて使うこともおすすめです。

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