トレード開始するまで
皆さま、こんにちは。助ジロウと申します。
いつもトレードに関する記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
つたない文章で読みづらい箇所もあると思いますが、参考になった参考にならなかったなど色々ご意見を頂ければ、幸いでございます。
さて、私が実際の資金を投入してトレードを始めたのは、今から15年ほど前になります。
私自身、小さなころから計算することが好きで、数学だけが異様に得意だったため、理系の大学に行こうと思っていました。
ですが、物理や化学に対する興味はそれほどでもなかったため理系の学部で実験や研究をするよりも、経済の仕組みを勉強するために数学を使ったほうが面白そうだと思い、経済学部へ進学しました。
入学してからわかりましたが、多少の数学的要素はあったものの、そもそも数学が得意な学生は少なく、ぬるめの感じでした。
市場のメカニズムを研究するミクロ経済学は勉強するほど興味がわいてきて、社会人になって実際に資金を投入してトレードを始めたのも、そのような背景もあったからだと思っています。
トレードを開始
しかし、トレードを開始してから5年は苦い思いをしてばかりでした。
最初に実弾で購入した銘柄は今でも覚えていまして「日本オラクル」なのです。
が購入した理由が、前日の値上がり率ベスト10に入っていたからというだけで、今考えてみても実に訳のわからないトレードでした。
チャートも何も見ずに約定ボタンを押し、その時は購入できただけでとても満足した気持ちになっていました。
翌日、5万円近い含み損をディスプレイで確認して、資金が目減りしたという現実を突きつけられて、早くもトレードで資金が減ったときの気持ちを思い知らされることとなりました。
トレードは甘くなかった
最初はこんな調子でしたので、トレードなんかやらなきゃ良かったと思ってばかりでした。
当時は株取引が中心でして、今よりも手数料が高かったことも原因の一つなのでしょうが、チャートやテクニカル指標はとりあえず使っていましたがトレーディングプランがほぼ皆無でしたから、年間収支は5年間毎年マイナスでした。
特に3年目は年間140万円の損失で、この15年間でも年間成績では過去最低でした。
その時は、自分は世界で一番トレードが下手なんじゃないかと思ってしまうほどでしたが、今振り返ってみると、どうしてトレードをすればするほど資金が減少するのかわかっていませんでしたし、トレーディングプランもマネーマネジメントプランも滅茶苦茶でした。
相場に参加する人間の心理も考えなければならないことを知ったのも、ずいぶん後のことでしたので資金が目減りするのも当然のことです。
継続する価値を体感する
そうしてトレードを初めて3年ほどは、市場から退場させられてしまう多くのトレーダーたちと同じく順調に?資金を減らしていたのですが、そのあたりの時期から、トレードの上手な方から話を聞く機会があったり、信頼できる書籍に出会えたりして、6年目にしてようやくわずかですが年間で利益を出すことができるようになりました。
上達するまで資金も時間もずいぶん費やしてしまいましたが、そういった遠回りを経てそれでも諦めなかったから、なんとかたどり着くことができたのかもしれません。
トレーダーの9割が年間収支マイナスであるといわれている中、ようやくトレーダーとしてスタートラインに立てたことに、とても感動いたしました。
次の目標は、一年間トレードし続けて年間の最大ドローダウンが140万円だったとしても、それをなんとも感じないくらいの利益を出すことです。
私自身その目標にはまだまだ足りないものだらけですが、いつかは達成したいと思っています。
トレードを通じて資金以上のものを感じてほしい
説明しました通り、私自身は負けに負けた経験もいたしましたし、資金がどんどん減っていって苦しい思いをした経験もたくさんいたしました。
読んでいただいている皆様には、できるだけそのような経験をする期間を短くしてもらいたい、そしてできるだけ近い道で勝ち続けるための手法を身につけていただきたい、そういう想いで、こちらの記事を書かせていただいております。
記事を読んでいて全然理解できないところもあるかもしれません。
しかし、わからないところは、何度も何度も読み返していただき、是非ともご自身のトレーディングスキルアップにつなげてもらいたく思います。
皆様がトレードするごとに資金を積み上げていけるようになり、またトレードを通じて資金以上のものも得られたと感じていただけるようになったのなら、記事を書いていてとてもうれしい気持ちになりますし、なによりも私が初期に失った資金たちも無駄ではなかったのかなあと思います。