熟練トレーダーになるための思考法 マネーの軌跡をたどる

相場は欲望や恐怖の感情に基いている

前回の項目で、熟練したトレーダーはチャートで取引することについて説明いたしました。

相場における値動きというものは、利益を出したい「欲望」と損失を出したくない「恐怖」との感情に基づいています。
マーケットアナリストが、いかに現在の状況は底堅いと言っていたとしても、値が下がり続けている事実があるのなら、相場においてはそれが真実なのです。

ひどい話ですが、底堅いと言っているアナリストですら、自身のトレードでは手じまいしている可能性すらあります。
つまり、値動きの軌跡を示しているチャートこそが、マーケットにおいて真の参加者は誰なのかを示している唯一の指針です。
マーケットの参加者がどういった行動をしているかをつまびらかにするツール、それがチャートです。

チャートは嘘をつかない

このようなことから、チャートは嘘をつかないと言えます。
チャートを用いて取引しないトレーダーは、チャートを熟知している熟練トレーダーのいいカモにされてしまいます。
トレーダーの中には、ファンダメンタル分析は信用できるけれども、テクニカル分析については懐疑的だ、という方が多くいらっしゃることも事実です。
しかしながら、チャートを用いてテクニカル分析することは、マネーが移動した軌跡をたどることに他ならず、トレードをするためには欠かすことのできない作業なのです。

ちょっと深い話になりましたので、弁護士や医者を例にわかりやすく考えてみましょう。
弁護士ならば、依頼人がどういう状況に置かれているかを知るため聞き取り調査をしたり、必要な資料を集めたりして、それらの情報をもとに仕事の進め方と成功のための道筋を定めていきます。
医者ならば、患者さんの病状について本人に対する問診のほかに、レントゲンやCT、その他検査を行って、それらの情報をもとに治療方針を定めていきます。

チャートは事実の記録

トレーダーも同じです。
トレーダーならば、これから先の値動きを予想するために、チャートを用いてローソク足とトレンド系やオシレーター系のテクニカル指標を用います。
それらの情報をもとに、買うべきか売るべきか、はたまたポジションを持たないで静観するかを定めていきます。
チャートとは、資金が移動した事実の記録です。そのチャートこそが、トレーダーにとって最も信頼しなければならないツールと言えるでしょう。

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助ジロウ

助ジロウ

〇FX歴15年 〇テクニカル分析の知識が豊富 〇知人以外には教えていない独自分析がある

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