FXトレードに向いているタイプの人とは?

FXトレードに向いているタイプの人とは?

 

私はFXトレーディングの世界に足を踏み入れてから約5年になりますが、つくづくFXは知れば知るほど面白いと思います。ここでは、私自身や私の周りの体験をもとに、どのようなタイプの人がFXトレーディングに向いているのか、検証してみたいと思います。

 

社会や政治経済の授業が好きだった人におすすめ

小学生の時の社会の授業や、中・高で政治経済の授業が好きだった人はFXトレードに向いています。当時は校内のテストや受験勉強のために勉強していた故に、習ったことに対してじっくり考察する時間や、重要性を感じなかったかもしれません。それでも、授業で習うトピックに興味があったようならば、FXトレードをする際のリサーチも苦ではなく、楽しんでできるはずです。

 

また、勉強全般が苦手だった場合も、世界情勢に興味があったり、分かるようになりたいという思いがあれば、スムーズにトレーディングの世界に入っていけます。

もちろん、世界経済に対して興味のかけらがなくてもFXトレードはできますが、せっかくやるからにはある程度の興味があった方が楽しいし、長続きしますよね。

トレードというと、チャートを見ながら機械的に売り買いをするイメージがあるかもしれませんが、なぜそのような値動きをしているのか、また、これから先どの様な動きをするのか、と、世界経済の動きを追いながら、自分自身の考えを固めていくことが、実践では必須です。

 

金融関係の仕事は基本的に理系のタイプが多いと思いますが、特にマクロ経済が反映しやすいFX取引では、意外に文系タイプの方が向いている場合もあります。

 

論理的な思考力が高い人

私の周りのトレーダー達の中でも、論理的思考が好きな人、また、得意な人が多く見受けられます。

物事の始まりから終わりの流れを簡潔に、そして論理的に説明できる人。結果だけではなく、その過程を知ることに好奇心が沸く人。責任感があり、一度始めたことはやり遂げる人。

そんな資質を持った人が、トレーダーとして成功しています。逆に短所を述べると、短期で頑固な人が多いですね。(笑)

 

計算は苦手でも平気?

先ほど理系よりも文系の方がFXトレーダーに向いているという話をしましたが、とはいえ、トレードをする際に計算は必要不可欠です。

最近は分かりやすく、高精度のオンラインのトレードシステムが豊富で、自分で計算をしなくてもすべて機械がやってくれる手軽さがあります。

テクノロジーの進化により、FXトレードへの窓口が広くなったことは確かですが、本格的、また長期的なトレードを考えている人は、自身で損益の計算であったり、キャッシュフローの流れを把握していくことが非常に重要になってきます。

 

数学や計算が得意でなくても大丈夫ですが、ある程度の計算はできるようになる覚悟と努力は必要だと思います。

私自身、数学がとても苦手で、将来自分が数字を扱う仕事に就くとは思いもしませんでしたが、慣れてしまうと苦ではなくなりました。

 

プレッシャーに強い人

個人で取引する場合も、金融機関などのトレーディングデスクで働く場合も、プレッシャーに強くないと上手くやっていけません。市場は予想外のことが起こることが前提ですので、何か大きな動きがあった時に冷静な判断ができるようでないと、パニックに陥って更に損失を増やして仕舞うことにもなりかねません。

 

もちろん損失を全く出さないトレーダーなんて存在しませんから、いかに切り替えが上手くできるかがカギになってきます。

 

個人トレーダーは自由に生きたい人向け

FXで稼げるようになると、時間的・組織的・経済的な制約から解放されます。

時間的制約はトレードする時間帯(どの市場の取引時間帯を選ぶのか)に限っては制約がありますが、いずれも自分で選択するので、会社勤めなどに比べるとかなり時間的フリーダムができることになります。

 

社会の荒波に揉まれていると、組織の中で生きていく上の苦しさが増えていくと思いますが、個人でFXをトレードするには、自分とパソコンさえあれば可能ですから、煩わしい組織からの制約から脱却することができます。

 

最後に経済的制約ですが、これはもちろんトレードの手腕によって変わってきますが、成功すれば定年まで会社勤めをしなくても生活できるほどの富を築くこともできるという意味です。

 

機関トレーダーはある程度リスク回避型思考向け

機関トレーダーといっても仕事の種類はたくさんありますが、基本的にヘッジファンドなどのリスク許容範囲が異様に広い場合でない限り、“人のお金”を使ってトレードする為、基本的にリスク回避が根本となってきます。

もちろん、定められたリスク許容範囲の中でいくら利益を生み出せるか、というのが機関トレーダーの醍醐味ですが、ある程度企業内や法律で決められた制約内で取引することが絶対であるということは承知しておくべき点です。

また、時間的制約に関しては個人トレーダーに比べて多い方ですが、仕事によっては取引時間がきっちり決められているため、普通の営業職などに比べると残業が少ないなどのメリットもあります。

最後に組織的・経済的制約ですが、結局は会社員なのでその辺りの制約は否めませんが、自分の資産には手を付けずに、基本給+成果報酬をきっちりもらうことができるので、堅実に生活費や資産を稼ぎたいけれどもトレードで成果も出したいという人には、機関トレーダーとしてのキャリアがおすすめです。

以上、FXトレードに向いている人とは?でした。

 

 

 

About Chip

〇FX機関トレーダー(管理資産約10億ドル) 〇アラサー女性 〇アメリカ在住10年目 〇高度なファンダメンタル分析を得意としている

Previous

必勝への道筋①

移動平均線って、何?

Next