RSIとは
RSIとはオシレーター系テクニカル指標のひとつで、「買われすぎ」、「売られすぎ」を示してくれます。
「Relative strength index」の略で、J.W.ワイルダーによって開発されました。
主に逆張りの売買シグナルとして使われます。

見方
RSIは上に行くほど買われすぎ、下に行くほど売られすぎを表します。
一般的には75%以上だと買われすぎ、25%以下だと売られすぎと判断します。

期間の設定
オシレーター系指標は期間によって動き方が変わってきます。
短い期間を選択すれば振れ幅が大きく、サインが多く出ますがダマシ増えます。
長い期間を選択すれば振れ幅が小さく、サインが少ないが精度は上がります。
画像は同じ時間で、期間だけを変えたRSIです。

14日の方はなだらかですが、5日の方は上下に大きく振れています。
一般的に期間は「9」「14」が使われています。
MT4の初期設定は「14」になっています。
使い方
使用法、機能する場面
基本的に、買われすぎ水準の75%を割り込んだら売り、売られ水準の25%を下回ったら買います。

図のようにレンジ相場で威力を発揮します。
RSIの弱点
RSIはトレンド相場ではほとんど機能しなくなります。

図のようにRSIが25%以下に張り付いたまま推移していきます。
このことから、RSIを使用するには相場環境の見極めが重要になってきます。
RSI手法.
ダイバージェンス
価格は上がっているのにRSIは下がっている、または価格が下がっているのにRSIは上がっている、この状態をダイバージェンス(逆行現象)と呼びます。
基本的には価格とRSIは同じ方向に進みますが、この現象が起きた時はトレンドが転換する可能性が高いシグナルとなります。

RSI×ボリンジャーバンド
RSIとボリンジャーバンドを表示させて、2つのシグナルが発生した時にエントリーします。
シグナル1.ボリンジャーバンドの±2σを割り込む。
シグナル2.RSIが75%を超える、または25%を下回る。
更にRSIはレンジ相場で効果を発揮するため、ボリンジャーバンドが縮小していることが条件となります。

バンドが拡大している時はトレンド発生の可能性が高いのでエントリーを見送ります。

このようにRSIの弱点だったトレンド相場での使用をボリンジャーバンドによって減らすことができます。
まとめ
RSIは代表的なオシレーター系テクニカル指標の1つで、たくさんのトレーダーが使用しています。
オシレーター系指標は他のテクニカルとの組み合わせで威力を発揮するので、自分の好きなテクニカルと組み合わせて独自の手法を作り出してみてください。