資金管理の考え方
株式や為替のポジションを保有するためには、資金が必要になります。当然のことすぎて、そんなことはわかっていると言われてしまいそうです。
しかし、その資金、副業トレーダーであれ専業トレーダーであれ、実際にいかほどの資金を要するものなのでしょうか?
今回は、トレードのための当初資金や運転資金について解説いたします。
まずは当初資金について。以下のような場合で想定してみましょう。
トレードの種類は「FX」通貨ペアは「ドル円」レバレッジは「25倍」を選択するとします。
1ドル112.500円ならば、証拠金は1枚(10,000ドル)あたり45,000円が必要です。
10枚でトレードするなら、45万円ですね。
ということは、10枚でトレードしつづけたい場合、45万円用意すればいい、というように考えた方。
残念、0点です。
5連敗は普通にある
なぜ0点なのでしょうか?
それは、トレードで負けることやその他の要因(円安ドル高になった場合、1枚当たりに必要な証拠金が増えるなど)を考慮していないからです。
長くトレードをしていると、5連勝することもあれば、逆に5連敗することもあります。
トレードを買いか売りかの二択(勝率は5割と仮定)として単純に考えた場合、5連勝するとき、5連敗するとき共に32度に1度、生じることになります。
これは何千何万回とトレードをしていれば、わりと遭遇することです。
不運なことにその5連敗が最初のトレーディングで出会ってしまうことも十分にあるのです。
これについての詳しい内容は、今後「ドローダウン」の項目で解説させていただこうと思います。
資金の増減を考慮する
最後に、図①をご覧ください。

資金が減少する時と増加する時、その増減割合を示した図です。
100万円の資金を投入しトレードした場合、30万円減らして70万円になったら損失割合は30%です。
大事なのはここからです。
この70万円を100万円にするためには、約43%もの利益を出さなくてはならないのです。
増減は同じ30万円ですが、投入資金が増減している状態でトレードすることは、このようなリスクを抱えるのです。
これが、1トレードあたり45万円のトレードをするとき、その額だけ用意するのは0点である理由です。
トレード未経験者ならば、なおのことこの点には気をつけなければなりません。
では、このような状況を回避するためには、どうすべきでしょうか?
次回の項目では、安定してトレードをするための運転資金について解説いたします。