多くの方はトライアングルに騙される?
トライアングルは高値を切り下げ、安値を切り上げていくボックスパターンが変形した形で、「三角持ち合い」とも呼ばれています。
このパターンを覚えておくとトレンドラインのブレイクアウトのダマシを避けられるようになります。
損切りが多い方はトライアングルが形成される心理に着目してみてください。
トライアングルパターンの心理を熟知する
まずは以下の図をご覧ください。
買い方は高値を切り上げているので上昇トレンドだと押したところで買いを仕掛けます。
売り方は安値を切り下げているので下降トレンドだと戻したところで売りを仕掛けます。
安値を切り上げれば買い、高値を切り下げれば売りが入り、少しずつ価格差が小さくなっていきます。
そして買い方売り方のポジションが貯まっていき、トレンドラインの外側に置かれた損切りを巻き込んで大きくブレイクアウトします。
ボックスパターンと心理的には同じですがラインの種類が違います。
ボックスパターンの記事はこちら
ボックスパターンは水平線でトライアングルパターンは斜線、いわゆるトレンドラインです。
トレンドラインは引き方が人それぞれ異なるため、ブレイクアウトの水準が水平線よりもあいまいになるため、ブレイクアウトにならないことも多いです。
そのため、トライアングルパターンのブレイクアウトはダマシになることが多いため、安易にブレイクアウトで仕掛けることはしない方が良いです。
実践でトライアングルを使いこなすコツ
上記の図にあるように、価格差が小さくなっていくにつれてヒゲで少しラインをはみだしたりしていきます。
そして最後は下方向に終値でトレンドラインをブレイクしていますがすぐに反転して上方向のブレイクにかわっています。
このパターンは非常によく表れるので、しっかり覚えてここで損失を出さないように気を付けましょう。
もしトレードするならば、上下どちらかにダマシがあった場合に仕掛けると損切りの数が減ると思います。
利益を得るための方法にばかり目が行きがちですが、無駄なトレードを避けて損失を限定することもトレードをするうえでとても大事なことのひとつです。