率の良いトレードを追求する
各々のトレーディングスタイルによって、エントリーポイントに違いは生じます。
しかし、仕掛けが地点A~Dのどこであれ、流動性が増す瞬間がわかっているなら、その値動きを確認してからというのが、トレードの基本となります。
前回説明した通り、短期の時間軸の方が、相場観の正確性が高くなる傾向にあります。
https://kakak.net/timemanagement-01/
https://kakak.net/trade-timemanagement/
言い換えると、半年、一年後といった長期の値動きの予測は、テクニカルでは不可能に近いということです。
現状がトレードに適しているかどうかを判断する
次のチャートは、前回紹介したユーロドル30分足にウイリアムズ%Rを表示させたものです。(ウイリアムズ%Rに関しては、別途解説いたします)
チャート図1
ウイリアムズ%Rのようなオシレーターを用いることで、トレンドの発生状況や強弱を具体的な数値として知ることができます。
要するに、トレンドフォロー型のトレードをするには、現状が適か不適かを判断できるということです。
トレンドフォロー型の根本を理解することが前提
ツールにばかり頼っていては、トレードの根本となるところを見失いがちです。
ここで、一定区間における値動きと現在の価格とが、どのように関係しているのかを確認していただきましょう。次のことは、相場で一般的に言われていることです。
チャート図2
図2は、7本のローソク足で値動きが表されております。現在の価格の位置は、全体の値動きの下限から80%を超えたところです。80-100区間で値動きが推移している場合は買い側が優勢であり、上昇が続く傾向にあります。逆に、0-20ならば下降傾向に、50%周辺ならばもち合いの傾向です。大部分のオシレーターは、このような考えをもとにしています。今回は説明のためローソク足の採用本数は7本でしたが、実際には各自のトレードのスタイルに応じてその採用本数を増減させて最適化を図っていきます。(図①のウイリアムズ%Rは、採用本数25)
全てのトレードで成功しようとしないこと
今回は一例としてウイリアムズ%Rとローソク足、移動平均線を用いてみました。
このような方法を取ることで、より率の良いトレードを実践することができるようになります。
トレンドフォロー型のトレードをすべき状況かどうかを知ることは、トレードを取捨選択し勝率を向上させること、そして1トレード当たりの利益を伸ばすことに直結します。
全てのトレードにおいて利益を出すなどということは不可能です。
しかし、短期の時間軸で行動することによって、確率を味方につけることができます。
マーケットの流動性が増しているときほど、やはり短期の時間軸でトレードするほうが、有利になる場合が多いのです。
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