前回までは、基準線、転換線、先行スパン、これらの活用法を説明してまいりました。 今回からは、一目均衡表「遅行線」の活用法を解説いたします。 一目均衡表「遅行線」の活用法 ところで、遅行線とは何を示すものでしたでしょうか? 図①ドル円日足チャートをご覧いただき、一旦おさらいしましょう。 ローソク足の終値(赤の陽線なら上側が、青の陰線なら下側がそれぞれ終値になります)を26本分過去へ戻した地点をつないでいった線、それが遅行線として表示されていきます。 遅行線とは、ただ単純に終値を過去に戻した地点をつないだ線です。 過去は未来へ反映される!ローソク足の過去26本の威力 それが、トレードをするうえで、いったい何の役に立つのでしょうか? そう思われる方も多いことでし … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その6
トレードに対する心構え トレードに必要な資金 その3
投入する資金調整のタイミング 投入する資金額はコロコロと変更すべきではない、ということは「その2」で説明したとおりです。 とはいえ、永遠にトレードで投入する資金額を変更しない、ということではありません。 トレードを繰り返し行うことで、資金の総量は増減します。 あらかじめルールを定めておき、資金量に一定の変化がおきた時は、投入する資金額を変更すべきなのです。投入する資金を減らすべきとき、逆に増やすべきとき、それぞれの場合について解説いたします。 投入資金を減らすケース まずは、資金を減らすべき場合です。 図①をご覧ください。 今回も当初用意した資金総量「100」の40%を、1度のトレードで投入する額「40」とします(資金総量の何%をトレード投入資金にするべきか、それを考察するのは「マネーマネジメント … [Read more...] about トレードに対する心構え トレードに必要な資金 その3
トレードに対する心構え トレードに必要な資金 その2
必要資金は安定したトレードを行うため 前回「その1」では、1トレードで投入する金額が仮に45万円だった場合、用意する資金は45万円だけではいけないこと、そしてトレードを繰り返し行うとき、1度に投入する資金をトレードするたびに変更してはならないこと、この2つについて説明いたしました。 これをふまえて今回は、安定してトレードするためにはどの程度の資金が必要なのか、ということを解説いたします。 まず、トレーディングの前提として必要なことは、何百何千回とトレードを繰り返したとしても、資金を目減りさせないプランを確立することです。 しかしながら、そのようなトレーディングプランを確立できたとしても、長くトレードを繰り返していれば、一時的に資金を減らしてしまう局面には必ず遭遇します。 一時的とはいえ資金を減らしてしまったとしても、「 … [Read more...] about トレードに対する心構え トレードに必要な資金 その2
熟練トレーダーになるための思考法 トレードに有効な武器を持とう
準備なしでトレードに挑む結果 私の自己紹介でも書きましたが、トレードを始めて間もない頃、前日の株の値上がり率ベスト10を見て売買をするという、訳のわからないトレードばかりしていました。 初期の頃に行っていたそのような売買方法は、まさに機関銃を装備している人間に対して竹槍を用いて戦いを挑むようなものです(もしかしたら、値上がり率ベスト10だけを用いて資金を積み上げ続けられる手法を確立している方もいらっしゃるかもしれませんが、私にはどのようにすべきか想像もつきません)。 機関銃VS竹槍などとは大げさすぎ、とお思いの方もいらっしゃるでしょう。 が、実際にマーケットでは初心者も熟練者も入り混じって日々しのぎを削っています。 ロクな武器を用意することなく相場で戦いを挑んでいる方々が、残念なことに今日もマーケットでハチの巣にされています。 … [Read more...] about 熟練トレーダーになるための思考法 トレードに有効な武器を持とう
様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その5
雲の表示は実践でどう影響するの? 「転換線、基準線を表示させたチャート」と「転換線、基準線に先行スパン付け加えて表示させたチャート」とでは、トレーディングにどのような差異があるのか、今回はこの案件について比較検証いたします。 早速ですが図①、②のチャートをご覧いただき、見比べてください。 図①「転換線+基準線」のトレードでは、利食い1回1210pipsに対し、損切り3回の計240pips、差益は970pipsでした。 対して、図②「転換線+基準線+先行スパン」のトレードでは、利食い1回1050pipsに対し、損切り1回210pipsで、差益は840pipsでした。 図①、図②のトレードにどのような違いがあったのか、それを解説する前にお伝えすることがあります。 それは、表示させるテクニカル指標が多ければ多いほど … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その5