前回までは、基準線、転換線、先行スパン、これらの活用法を説明してまいりました。 今回からは、一目均衡表「遅行線」の活用法を解説いたします。 一目均衡表「遅行線」の活用法 ところで、遅行線とは何を示すものでしたでしょうか? 図①ドル円日足チャートをご覧いただき、一旦おさらいしましょう。 ローソク足の終値(赤の陽線なら上側が、青の陰線なら下側がそれぞれ終値になります)を26本分過去へ戻した地点をつないでいった線、それが遅行線として表示されていきます。 遅行線とは、ただ単純に終値を過去に戻した地点をつないだ線です。 過去は未来へ反映される!ローソク足の過去26本の威力 それが、トレードをするうえで、いったい何の役に立つのでしょうか? そう思われる方も多いことでし … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その6
インジケーター
様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その5
雲の表示は実践でどう影響するの? 「転換線、基準線を表示させたチャート」と「転換線、基準線に先行スパン付け加えて表示させたチャート」とでは、トレーディングにどのような差異があるのか、今回はこの案件について比較検証いたします。 早速ですが図①、②のチャートをご覧いただき、見比べてください。 図①「転換線+基準線」のトレードでは、利食い1回1210pipsに対し、損切り3回の計240pips、差益は970pipsでした。 対して、図②「転換線+基準線+先行スパン」のトレードでは、利食い1回1050pipsに対し、損切り1回210pipsで、差益は840pipsでした。 図①、図②のトレードにどのような違いがあったのか、それを解説する前にお伝えすることがあります。 それは、表示させるテクニカル指標が多ければ多いほど … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その5
様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その4
トレンドの強弱を把握していますか? 前回「その3」では、文章の最後に不要だったトレードの答えだけを示した形になってしまいました。 今回はその答えに対する解説をさせていただきます。 まず、図①をご覧ください。 トレード①、②、④が不要なトレーディングだと感じた方、直感による結果としても、理屈で考えた末の結果としても、非常に良い感覚を持ち合わせておられます。 現在の相場のトレンドは強いか弱いか、それを確認できなければトレンドフォロー型のトレードは不可能です。 一目均衡表でトレンドが弱い状態を知る 図①では「先行スパン」と「転換線、基準線」とで挟まれた範囲を、茶色の矢印で示しました。 この範囲にローソク足が含まれている、またはローソク足が触れている状態というのは、これまでの価格をなぞっているため … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その4
熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その2
金利政策発表のインパクトについて 早速ではございますが、図①ドル円日足チャートをご覧ください。 2014年10月31日は、日本銀行による「量的・質的金融緩和の拡大」が発表された日です。 【中央銀行による金利政策の発表】が為替市場に大きな影響を及ぼすことは前回述べたとおりですが、今回は日本円の金融緩和が実施されたということですので、日本円の出回る量が市場で増加することになります。 日本円が市場にたくさん出回ることになると、他国の通貨に比べて日本円の価値は相対的に下がります。 よって為替相場では、ドル円、ユーロ円など、円の絡む通貨ペアは、円安方向に進むというのがセオリーです。これは、ファンダメンタル分析を中心にトレードされている方であれば、当然の知識として持ち合わせていることです。 金利政策発表後のチャート ファンダメンタル分 … [Read more...] about 熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その2
熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その1
トレードスタイルの選択について 私のトレードは、トレンド系、オシレーター系テクニカル指標の分析を軸としています。 そこから得られた情報を活用し、ポジションを保有するのかポジションを整理するのか、その判断をいたします。 もしくは、今の時間帯はトレンドフォロー型のトレードをするにはふさわしくない、ということが判断できれば、トレードを見送るということも厭わないです(もっとも、トレードを見送るという決断ができるかどうか、ということが一番難しいのですが)。 そのため、ファンダメンタル分析や経済指標の結果から、仕掛けをしたり手じまいをしたりする、ということは全くありません。 要するに、テクニカル分析のみに集中してトレードを行っております。 ファンダメンタル分析を取り入れない理由 知人のトレーダーとトレーディングに関する談義をすることがありま … [Read more...] about 熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その1