遅行線はオシレーター的な性格を持ち合わせている 前回に続き、一目均衡表「遅行線」の活用法の解説です。 前回の最後で、相場にトレンドが発生しているかどうか、ということを知るのが重要だと書きました。 この文章を読んでいて「おや?」と不思議に思われた方、トレーダーとしては鋭い感性をお持ちと言えます。 この「様々なテクニカル指標」の項目では、トレンド系テクニカル指標を中心に解説しています。 そのためオシレーター系ツールの解説は、別の項目です。 しかし、遅行線について一通りなぞりましたが、遅行線とは相場のトレンドが強いか弱いか、を表す【オシレーター的性質】を持っているのです。 遅行線はオシレーター的性質を持ち合わせている ではここで、遅行線がいかにオシレーター的性質を持ち合わせているのか、図①のチャートと共に説明いたしま … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その7
テクニカル分析
様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その6
前回までは、基準線、転換線、先行スパン、これらの活用法を説明してまいりました。 今回からは、一目均衡表「遅行線」の活用法を解説いたします。 一目均衡表「遅行線」の活用法 ところで、遅行線とは何を示すものでしたでしょうか? 図①ドル円日足チャートをご覧いただき、一旦おさらいしましょう。 ローソク足の終値(赤の陽線なら上側が、青の陰線なら下側がそれぞれ終値になります)を26本分過去へ戻した地点をつないでいった線、それが遅行線として表示されていきます。 遅行線とは、ただ単純に終値を過去に戻した地点をつないだ線です。 過去は未来へ反映される!ローソク足の過去26本の威力 それが、トレードをするうえで、いったい何の役に立つのでしょうか? そう思われる方も多いことでし … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その6
様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その5
雲の表示は実践でどう影響するの? 「転換線、基準線を表示させたチャート」と「転換線、基準線に先行スパン付け加えて表示させたチャート」とでは、トレーディングにどのような差異があるのか、今回はこの案件について比較検証いたします。 早速ですが図①、②のチャートをご覧いただき、見比べてください。 図①「転換線+基準線」のトレードでは、利食い1回1210pipsに対し、損切り3回の計240pips、差益は970pipsでした。 対して、図②「転換線+基準線+先行スパン」のトレードでは、利食い1回1050pipsに対し、損切り1回210pipsで、差益は840pipsでした。 図①、図②のトレードにどのような違いがあったのか、それを解説する前にお伝えすることがあります。 それは、表示させるテクニカル指標が多ければ多いほど … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その5
様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その4
トレンドの強弱を把握していますか? 前回「その3」では、文章の最後に不要だったトレードの答えだけを示した形になってしまいました。 今回はその答えに対する解説をさせていただきます。 まず、図①をご覧ください。 トレード①、②、④が不要なトレーディングだと感じた方、直感による結果としても、理屈で考えた末の結果としても、非常に良い感覚を持ち合わせておられます。 現在の相場のトレンドは強いか弱いか、それを確認できなければトレンドフォロー型のトレードは不可能です。 一目均衡表でトレンドが弱い状態を知る 図①では「先行スパン」と「転換線、基準線」とで挟まれた範囲を、茶色の矢印で示しました。 この範囲にローソク足が含まれている、またはローソク足が触れている状態というのは、これまでの価格をなぞっているため … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その4
様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その3
前回の質問は分かりましたか? 「一目均衡表の活用法その2」の最後に、ひとつ問題を出させていただきました。 今回はその答え合わせをさせていただきます。 まず答え合わせの前に、図①のチャートをご覧ください。 ローソク足が雲に触れている、または雲に完全に含まれている状態とは、トレンドが弱い状態である、ということは前回ご説明したとおりです。 この図①では、雲に突入したローソク足にマーキング(紫色の枠)いたしました。 このローソク足以降のある程度の期間は、トレンドが弱くなりがちです。 実際の値動きも、ローソク足が雲へ突入した後はレンジ相場となり、値動きが明らかに弱くなりました。 雲の中ではどうするべきか? さて、雲への突入後は、ローソク足が再び雲の外側に抜けたことを確認してから売買を行わなくてはなりません … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表の活用法 その3