頭と尻尾はくれてやれの意味

最近では当たり前のように取引は電子化されていますが、それによって大きく変わったのが個人投資家が大幅に増えたことですよね。

本屋の書棚にはFXのコーナーが大きくなった事も感じますが、とにかくネット上でのブログやサイトがここ数年でものすごく増えたように思います。

実際に元ディーラーの方たちの本などによりますと、今から30年ほど前の外為市場は銀行系のディーラー同士による勝敗がチャートを動かしていた側面があったようです。

ディーラー同士の勝敗に大きく影響していたのが、輸出企業(実需)などからの注文を抱えているのかいないのかが大きいそうです。

例えば実需からの注文を持たないディーラーは、マーケットから格好の餌食になってしまうので持っているフリをしたり、実需を持っているつながりのあるディーラーと結託したりして対抗したそうです。

以上のことが示唆しているとおり、たとえ参加者の比率が変化しようとも我々個人投資家の戦略は大きく動かしているプレイヤーには逆らわないことですよね。

つまり相場の格言である「頭と尻尾はくれてやれ」というのは大口のプレイヤーに逆らわないのが得策だよと言っているようにも思いますよね。

About なかまる

〇FX歴8年 〇20代前半に起業 〇ユニークな視点から相場を語る

コメントする

Previous

衝動による取引の結末は…

ローソク足分析について

Next