自分に合う時間軸を探る
自分に合った期間のトレードスタイルでトレードを行うことは、勝率をあげるためには必要なことです。
トレードに対するストレスを軽減してくれるからです。
そのような環境を作ることは、繰り返されるトレードののちに資金を残すためにとても重要なことです。
ところで、今まで移動平均線について説明してきましたが、ある程度トレーディング経験のある方でしたらお気づきかと思いますが、それは移動平均線を形成するための本数の条件が全て同じだったということです。
図①は、移動平均線ローソク足との乖離によるトレードで紹介したドル円5分足です。
そして、図②も全く同じ条件のローソク足の5分足です。

図①は、ローソク足がそれぞれ5本25本75本の三種類の移動平均線です。図②は、ローソク足が3本15本45本の三種類になります。
それぞれ4:30における、中期線と長期線の開き具合を水色の矢印で示しましたが、明らかにその違いが分かることと思います。
移動平均線は遅行性のインジケーターです。
そのような性質もあり、仮に大きな値動きが生じた場合、1本のローソク足のために含み益が消失するだけでなく、損切りを余儀なくされることもあります。
その性質のため移動平均線をメインとして用いたトレードでは、そのような取引が生じることも仕方ありません。
ポジション保有時間を考慮する
1回のポジション保有時間が長い、勝率より1回の利食いで資金を増やしていく方が、ご自身に性格に合っているなら、図①のような本数の多い移動平均線を採用すべきです。
逆に、ポジション保有時間は短い、利食い幅より勝率をあげることで資金を増やすなら、図②のような表示にすべきでしょう。
移動平均線を3本活用する戦略
では、3本15本45本の移動平均線を採用した場合、どのような戦略のトレーディングになるか、その一例を図③にてご説明いたします。

長期線が短期線より下ですので、上昇トレンドである前提でのトレードです。
45本の赤い移動平均線を割り込んでローソク足が確定したところで買い(いわゆる押目買い)、15本の青い移動平均線にタッチしたところで利食いです。
今回の場合、それぞれ15pips、17pipsの差益になりましたが、5本25本75本の移動平均線に比べ早いスピード感でのトレードとなります。
少ない本数の場合、値動きによってはノイズを拾うことも多くなりますが、移動平均線の本数はどの程度にすべきか検討することも、資金を積み上げていくには考えるべき項目といえます。