移動平均線 オシレーター系と組合せ
以前、オシレーター系テクニカル指標の一つであるADXについて、説明させていただきました。
今回は、トレンド系の移動平均線とADXを同時にチャート画面に表示させ、具体的にどこで仕掛けどこで手じまいをするか、また売買すべき時間帯、してはいけない時間帯はいつなのか、それを解説いたします。
まずは、図①ドル円5分足のチャートをご覧ください。
こちらのチャートには移動平均線(MA25、75)、ADX(14)を表示させております。
仕掛けと手じまいをどこで行うべき?
注目すべきポイントは全く表示させておりませんので、まずはご自身でどの点に注目すべきか、仕掛けと手じまいをどこで行うべきか、示してみてください。
これらについて全くわからない方は、「移動平均線」「様々なテクニカル指標(オシレーター系)」の記事を再度読み返して、是非おさらいしましょう。
では、図②にて、解説させていただきます。
図②は、売買すべき時間帯でのトレーディング方法です。
まず注目すべきは、ADXの数値が上昇し始めた地点Aです。買うにせよ売るにせよ、トレンド発生の可能性が出ていたため仕掛けるポイントを検討していきます。
その後ADXは上昇を続け、30に接近してきましたので、トレンドの発生が間もないということがわかりました。
売買価格を決定するポイント
このような状況をうけて、具体的な売買価格を決定していきましょう。
移動平均線とローソク足の状況を確認したところ、地点PでMA25、75を共に完全に下に抜いたことが確認できました。
この地点P(1ドル112.010)、ここでようやく売りポジションの保有です。
ポジション保有後、地点Bに注目してください。この地点BではADXが減少に転じたため、手じまいをする用意の検討です。
ここで、移動平均線とローソク足に再度注目し、MA25を越えてローソク足が終了した地点Q(1ドル111.650)を確認してから買い、手じまいとなります。
この一連の流れにより、今回は36pipsの差益を得ることとなりました。
次回は、今回の内容の続きと売買すべき時間帯とそうではない時間帯について、解説させていただきます。