ご存知の方も多いと思いますがラリー・ウイリアムズという有名なトレーダーがいます。
彼がマーケッで勝てる手法を見つけようとして最初に出会ったテクニカル分析が移動平均線でした。
移動平均線の研究推移
1920年代から移動平均の研究はありますがラリーが学ぶ際にも移動平均信奉者は多かったようです。
1920年代からの考え方は価格が移動平均の上か下かで強気なのか弱気のトレンドなのかを判断しました。
ただしラリーが学ぶ時代には移動平均線への考え方に重要な改良が加わったそうです
それはディック・ドンキアンが提唱したものです。
今でこそ主流となりましたが要するに複数の移動平均を組み合わせてこそ意味があると主張したのです。
結果1940年から1950年代の初め頃まで多くのトレーダーがドンキアンの説にしたがってトレードを行っていたようです。
そのあたりからの移動平均線の研究というのはそれほど大きな変化はないようですね。
単純移動平均線と指数移動平均線の比較
指数平滑移動平均や加重移動平均などの直近重視型タイプをラリーはカリフォルニアのコンピューター会社で単純移動平均との比較研究を行ったそうです。
その結果というのは驚くべきことに単純移動平均のほうが市場に素早く対応する事が多い結果が出たそうです。
これはびっくりな方も多いのではないでしょうか。
実際に指数平滑移動平均線(EMA)などを使用している方はかなり多いと思うのですが…。
ただ最近は自動売買プログラム(EA)などが発達したのでもしかするとまた違った影響も考えられますよね。
例えばEAの売買で考えられるのが移動平均線を抵抗線として利用するロジックなどは増えていますよね。
多くのEAがもしかすると単純移動平均線をベースにしている可能性も考えられますよね。
そのうちに移動平均線の検証記事でも書いてみようと思います。