相場は欲望や恐怖の感情に基いている 前回の項目で、熟練したトレーダーはチャートで取引することについて説明いたしました。 相場における値動きというものは、利益を出したい「欲望」と損失を出したくない「恐怖」との感情に基づいています。 マーケットアナリストが、いかに現在の状況は底堅いと言っていたとしても、値が下がり続けている事実があるのなら、相場においてはそれが真実なのです。 ひどい話ですが、底堅いと言っているアナリストですら、自身のトレードでは手じまいしている可能性すらあります。 つまり、値動きの軌跡を示しているチャートこそが、マーケットにおいて真の参加者は誰なのかを示している唯一の指針です。 マーケットの参加者がどういった行動をしているかをつまびらかにするツール、それがチャートです。 チャートは嘘をつかない このよ … [Read more...] about 熟練トレーダーになるための思考法 マネーの軌跡をたどる
様々なテクニカル指標 一目均衡表とは その2
一目均衡表をさらに理解する 前回に引き続き、一目均衡表に表示されている線について説明いたします。 転換線とは 図①をご覧ください 転換線(採用するローソク足9本)=(最高値+最安値)÷2 で表されるラインです。 現在、地点Aのローソク足がアクティブな状態だとします。 そのローソク足から9本分さかのぼったものが採用されます。 図①では赤枠でローソク足9本が囲ってあります。 その赤枠のうちで最も価格が高かった地点Bが最高値(1ドル114.900円)、最も価格の低かった地点Cが最安値(1ドル111.100円)となります。 よって、転換線として表示される価格は、(114.900円+111.100円)÷2=1ドル113.000円です。 転換線は、採用されているローソク足が基準線より少ないです。 つまり、移動平均線 … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表とは その2
様々なテクニカル指標 一目均衡表とは その1
一目均衡表を理解する トレンド系テクニカル指標として、移動平均線やボリンジャーバンドをご紹介いたしました。 今回は、「一目均衡表」というテクニカル指標をご説明いたします。 また、一度読んだだけで完璧に理解できる性質のものではありません。 ですので、何度も読み返して、是非使いこなせるようにしましょう。 さてそんな一目均衡表ですが、トレードを始めたばかりの初心者の方がこのツールを使っている、という方をほとんど見たことがありません。 一目均衡表が表示されているチャートを見てもらえばすぐにわかりますが、表示されているラインは、移動平均線やボリンジャーバンドとは少し性格が違います。 それぞれのラインの意味を正確に理解できれば、ご自身のトレードで非常に大きな力となってくれることでしょう。 ちなみに、私はこの一 … [Read more...] about 様々なテクニカル指標 一目均衡表とは その1
トレンドライン ブレイクアウトの注意点
トレンドラインのブレイクについて 高値安値のブレイク、ボックス、ペナントなど、様々なトレンドラインのブレイクについて説明してきました。 どれもトレーディングの勝率をあげるためには、正しく理解して正しく活用することがとても大事になります。 しかしながら、ブレイクアウトの知識を正しく理解いていたとしても、自分自身のトレーディングプランが定まっていないがために、相場の状況によっては誤った使い方をしてしまうことがあるのです。 絶対にしてはならないこと ここからが大事なお話になるのですが、ブレイクアウトによるトレードで絶対にしてはならないことがあります。 それは、トレードを早まってポジションを保有してしまうということです。 どういうことなのか、目で確かめた方がわかりやすいでしょうから、図で確認してみましょう。 … [Read more...] about トレンドライン ブレイクアウトの注意点
トレーダーは「自己規律」に目を向けよう
自己規律の重要性 自己規律・・・ 理解はしても実践するのが難しい。 自己を律するのは大変ですよね。 あなたはトレードで、実践出来きていますか? 「百も承知だよ」 「出来ているなら、とっくに成功しているよ」 「そんなこと、言うは易しでしょ!」 …と、多くの反論があるでしょう。 まあ、反論承知で 自己規律に役立ちそうなコツを書いてみます。 目標設定をやめてみよう 多くの場面で、まずは目標設定… 組織では有効に機能するでしょう。 しかし個人トレーダーには逆効果になることも。 それは何故でしょう・・・ トレードの目的を思い出してください。 おそらく90%以上の方は、お金を稼ぐ事と答えるでしょう。 「3ヶ月後には資金を2倍にするぞ」 「1年後には専業のトレーダーになるぞ!」 など、 … [Read more...] about トレーダーは「自己規律」に目を向けよう