準備なしでトレードに挑む結果 私の自己紹介でも書きましたが、トレードを始めて間もない頃、前日の株の値上がり率ベスト10を見て売買をするという、訳のわからないトレードばかりしていました。 初期の頃に行っていたそのような売買方法は、まさに機関銃を装備している人間に対して竹槍を用いて戦いを挑むようなものです(もしかしたら、値上がり率ベスト10だけを用いて資金を積み上げ続けられる手法を確立している方もいらっしゃるかもしれませんが、私にはどのようにすべきか想像もつきません)。 機関銃VS竹槍などとは大げさすぎ、とお思いの方もいらっしゃるでしょう。 が、実際にマーケットでは初心者も熟練者も入り混じって日々しのぎを削っています。 ロクな武器を用意することなく相場で戦いを挑んでいる方々が、残念なことに今日もマーケットでハチの巣にされています。 … [Read more...] about 熟練トレーダーになるための思考法 トレードに有効な武器を持とう
テクニカル分析の基本
熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その2
金利政策発表のインパクトについて 早速ではございますが、図①ドル円日足チャートをご覧ください。 2014年10月31日は、日本銀行による「量的・質的金融緩和の拡大」が発表された日です。 【中央銀行による金利政策の発表】が為替市場に大きな影響を及ぼすことは前回述べたとおりですが、今回は日本円の金融緩和が実施されたということですので、日本円の出回る量が市場で増加することになります。 日本円が市場にたくさん出回ることになると、他国の通貨に比べて日本円の価値は相対的に下がります。 よって為替相場では、ドル円、ユーロ円など、円の絡む通貨ペアは、円安方向に進むというのがセオリーです。これは、ファンダメンタル分析を中心にトレードされている方であれば、当然の知識として持ち合わせていることです。 金利政策発表後のチャート ファンダメンタル分 … [Read more...] about 熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その2
熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その1
トレードスタイルの選択について 私のトレードは、トレンド系、オシレーター系テクニカル指標の分析を軸としています。 そこから得られた情報を活用し、ポジションを保有するのかポジションを整理するのか、その判断をいたします。 もしくは、今の時間帯はトレンドフォロー型のトレードをするにはふさわしくない、ということが判断できれば、トレードを見送るということも厭わないです(もっとも、トレードを見送るという決断ができるかどうか、ということが一番難しいのですが)。 そのため、ファンダメンタル分析や経済指標の結果から、仕掛けをしたり手じまいをしたりする、ということは全くありません。 要するに、テクニカル分析のみに集中してトレードを行っております。 ファンダメンタル分析を取り入れない理由 知人のトレーダーとトレーディングに関する談義をすることがありま … [Read more...] about 熟練トレーダーになるための思考法 テクニカル分析を重視する理由 その1
トレードに適した状態とは? ~4つの局面~
相場の4局面 トレードの成否に不可欠な認識があります。 当たり前のようですが、 現在の状態を把握することです。 それは状態により、 仕掛けるタイミングが違うからです。 まずは4つの局面を理解しましょう。 複数時間分析による状態把握 状態把握の方法としてマルチタイムフレーム分析(複数時間分析)が有名です。 しかし裁量トレードでマルチタイムフレーム分析を活用すると、迷いの原因になり得る事に注意しましょう。 大きな方向にタイミングを合わせる事は重要なことです。 しかし迷う原因として作用するなら、思い切ってシンプルに分析したほうがおすすめです。 よくありがちな事例ですが、通常のトレードと違う時間軸にずらしてしまうことが知られています。 同じタイムフレームにおいて7~8割ほどは揉み合い(レンジ … [Read more...] about トレードに適した状態とは? ~4つの局面~
熟練トレーダーになるための思考法 チャートで取引する理由
トレードスタイルによる分析方法 私自身、ポジションの保有期間が1時間程度と短期間のトレーディングを主としています。 そのためトレーディングの中心は、必然的にテクニカル分析をもちいたものとなります。 1年以上のスパンでポジションや株式を保有する場合は、ファンダメンタル分析も有効ですが、目先のリスク評価の助けになるかというと、ならない場合がほとんどです。 チャートを用いることが最も有効な目先のリスク評価手段といえます。 ただチャートを用いたトレードで大事なことは、チャートのテクニカル分析によって得られた情報は、必ずしも自分自身のトレードを成功させてくれるものではないということです。 このことは絶対に忘れないようにしてください。 確率や統計で考える これまでの記事において、様々なパターンや事例をご紹介い … [Read more...] about 熟練トレーダーになるための思考法 チャートで取引する理由